【9月3日 AFP】『アンネの日記(Diary of Anne Frank)』の著者アンネ・フランク(Anne Frank)が、ナチス(Nazis)・ドイツ占領下のオランダ・アムステルダム(Amsterdam)で隠れ住んだ家の部屋に飾っていた写真が、このほど修復を終えた当時の部屋で公開される。記念館「アンネの家(Anne Frank House)」が8月29日、発表した。

「アンネの家」は、第2次大戦中にナチスの迫害を逃れアムステルダムに隠れ住んだフランク一家が、2年近くを過ごした「隠れ家(Secret Annexe)」を当時の姿に再現したもので、記念館として保存・公開されている。ここで公開されるのは、ケランジェロのピエタ像、ハリウッドの人気映画俳優、少女などの写真で、多くが女性誌からの切り抜き。これらから、アンネの興味の対象や隠れ家での生活の中でアンネの関心がどのように移っていったのかが分かるという。

 写真のほかにもアンネの父オットー・フランク(Otto Frank)氏がアンネや姉のマルゴット(Margot)の身長を測った印のある壁紙も、修復を終えて展示される。(c)AFP