【7月24日 AFP】昨年3月に墜落したガルーダ・インドネシア航空(Garuda Indonesia)旅客機の事故で、故意に墜落させた疑いがもたれている元機長の公判が24日、開かれた。

 当時、事故機を操縦していたMarwoto Komar元機長は2月に逮捕され、後に起訴された。有罪となれば終身刑の可能性もある。

 この事故は2007年3月、ガルーダ・インドネシア航空のボーイング737(Boeing 737)型機が、インドネシアのジャワ(Java)島中部ジョクジャカルタ(Yogyakarta)で着陸に失敗して墜落したもので、乗客乗員140人のうち21人が死亡した。

 検察団は被告の元機長を、3件の職務怠慢と、「故意」による旅客機の破壊あるいは破損により人を死亡させた罪で起訴した。

 昨年11月に発表された政府の調査報告書によると、元機長は自動操縦の15の警告を無視し、安全な着陸が可能な速度の約2倍もの速度で着陸体勢に入り、滑走路で跳ね返って進路から外れ、滑走路脇の田んぼに突っ込んで炎上したとされる。(c)AFP