【12月10日 AFP】サッカードイツ代表のヨアヒム・レーブ（Joachim Loew）監督は9日、イングランド・プレミアリーグのアーセナル（Arsenal）で出場機会に恵まれていない代表正GKイェンス・レーマン（Jens Lehmann）は、同クラブのアーセン・ベンゲル（Arsene Wenger）監督と現状について話し合うべきだと主張した。

　2008年6月に開幕を迎える欧州選手権2008（Euro 2008）への準備を進めているドイツ代表のレーブ監督は、クリスマス期間を利用してマヌエル・アルムニア（Manuel Almunia）が正守護神を務めているアーセナルでの状況についてレーマンと話し合うものと見られているが、まず最初に同選手はポジションを取り戻す可能性を確かめるためにベンゲル監督と話し合うべきとの見解を示している。

　ドイツのスポーツニュース通信社「SID」に対しレーブ監督は「ベンゲル監督とイェンスはアーセナルに多大な貢献をしてきた。彼らは問題を議論して現状へのより良い理解を得るべきだ。イェンスは推察しようとするのではなく、何が起こっているのかを具体的に理解することが重要だ」と語っている。

　9月に肘とアキレス腱を故障して以来3か月にわたって出場機会を得られていないレーマンは、2007-08シーズンは僅か3試合の出場にとどまっている。

　ドイツ代表は控えGKのティモ・ヒルデブラント（Timo Hildebrand）もスペイン・リーガエスパニョーラ1部のバレンシア（Valencia）で出場機会を失っており、レーブ監督は「当然ながら選手は定期的に試合に出場することが重要であり、そうすることで調子を維持しリズムに乗ることができる」と懸念を示している。

　ドイツ・ブンデスリーガ1部は16日から約1月半のウインターブレークに入り、同リーグのVfLボルフスブルク（VfL Wolfsburg）はレーマン獲得に興味を示しているが、同選手は自身の進退について明確に言及していない。

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