マドリード列車爆破テロ事件、最終公判
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【7月3日 AFP】2004年3月にマドリード(Madrid)で発生した列車爆破テロ事件の被告28人の対する最終公判が1日、マドリードの裁判所で開かれた。被告らは主にモロッコ人で、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)に関係し、爆破テロ事件を実行した罪で起訴されている。同事件では、191人が死亡し、1841人が負傷した。
検察側は、同爆破テロ事件が、事件の数日後に発見されたビデオで犯行声明を出したアルカイダに関係するイスラム過激派によるものだとしている。
当初、29人の被告が起訴されていたが、検察側は6月、被告の1人を証拠不十分で起訴を取り下げた。残る28人すべての被告は無罪を主張している。
同爆破テロ事件は、1988年にスコットランドのロッカービー(Lockerbie)上空で発生し270人の死者をだしたパンアメリカン航空(Pan American Airlines)機爆破事以来、欧州で最悪のテロ事件とされている。
担当主任検察官は、公判の中で、このスペイン史上最悪のテロ事件は、イスラム教における聖戦や世界中でテロ活動を行っているアルカイダに関連する組織によるものだとした。
事件の首謀者4人の刑罰は、理論上3万9000年の拘禁刑にあたるとされるが、スペインではテロ犯罪の拘禁刑は最大40年までしか執行されない。判決は10月に下される見込み。(c)AFP
検察側は、同爆破テロ事件が、事件の数日後に発見されたビデオで犯行声明を出したアルカイダに関係するイスラム過激派によるものだとしている。
当初、29人の被告が起訴されていたが、検察側は6月、被告の1人を証拠不十分で起訴を取り下げた。残る28人すべての被告は無罪を主張している。
同爆破テロ事件は、1988年にスコットランドのロッカービー(Lockerbie)上空で発生し270人の死者をだしたパンアメリカン航空(Pan American Airlines)機爆破事以来、欧州で最悪のテロ事件とされている。
担当主任検察官は、公判の中で、このスペイン史上最悪のテロ事件は、イスラム教における聖戦や世界中でテロ活動を行っているアルカイダに関連する組織によるものだとした。
事件の首謀者4人の刑罰は、理論上3万9000年の拘禁刑にあたるとされるが、スペインではテロ犯罪の拘禁刑は最大40年までしか執行されない。判決は10月に下される見込み。(c)AFP