ノーベル賞作家のエリ・ヴィーゼル氏襲われる、ホロコースト否定論者の犯行か - 米国
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【サンフランシスコ/米国 11日 AFP】ホロコースト(Holocaust)体験を綴った著作で知られるノーベル賞作家のエリ・ヴィーゼル(Elie Wiesel)氏が、滞在先のホテルのエレベーターで何者かに襲撃されていたことが明らかとなった。地元紙「サンフランシスコ・クロニクル(The San Francisco Chronicle)」がウェブサイトで9日に報じた。
警察当局の話として同サイトが伝えたところによると、容疑者は数週間にわたりヴィーゼル氏を尾行していたホロコースト否定論者と見られる。
■インタビュー依頼と見せかけ、ウィーゼル氏を襲撃
ヴィーゼル氏は1日午後6時半ごろ、異教徒間の問題を協議する会議に出席するために訪れていたホテルのエレベーターで、執拗にインタビューを依頼する人物に遭遇。ヴィーゼル氏は別のホテルのロビーでインタビューに応じると答えたが、男はヴィーゼル氏の部屋で行うことを主張したという。
その後、男は6階でエレベーターを止めると、ヴィーゼル氏をエレベーターから引きずり降ろし、同階の一室へ連れ込もうとした。警察当局のNeville Gittens巡査部長によると、その際ヴィーゼル氏が大声を上げたため男は逃亡したという。幸い、ヴィーゼル氏にけがはなく、ロビーに降りて警察に通報した。
8日、 Eric Huntと名乗る男が反ユダヤ主義のウェブサイトに、自身が今回の事件の犯人であると主張し、記事を掲載した。掲載記事は警察が後日公開した事件内容と一致しているという。
写真はウィーゼル氏(2006年11月30日撮影)。(c)AFP/BERTRAND LANGLOIS
警察当局の話として同サイトが伝えたところによると、容疑者は数週間にわたりヴィーゼル氏を尾行していたホロコースト否定論者と見られる。
■インタビュー依頼と見せかけ、ウィーゼル氏を襲撃
ヴィーゼル氏は1日午後6時半ごろ、異教徒間の問題を協議する会議に出席するために訪れていたホテルのエレベーターで、執拗にインタビューを依頼する人物に遭遇。ヴィーゼル氏は別のホテルのロビーでインタビューに応じると答えたが、男はヴィーゼル氏の部屋で行うことを主張したという。
その後、男は6階でエレベーターを止めると、ヴィーゼル氏をエレベーターから引きずり降ろし、同階の一室へ連れ込もうとした。警察当局のNeville Gittens巡査部長によると、その際ヴィーゼル氏が大声を上げたため男は逃亡したという。幸い、ヴィーゼル氏にけがはなく、ロビーに降りて警察に通報した。
8日、 Eric Huntと名乗る男が反ユダヤ主義のウェブサイトに、自身が今回の事件の犯人であると主張し、記事を掲載した。掲載記事は警察が後日公開した事件内容と一致しているという。
写真はウィーゼル氏(2006年11月30日撮影)。(c)AFP/BERTRAND LANGLOIS