【コロンボ/スリランカ 12日 AFP】東部アンパラ(Ampara)県で12日、「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の掃討作戦を展開していた政府軍特殊部隊がLTTEの拠点を少なくとも8か所掌握した。軍当局が同日、明らかにした。

 地元政府関係者が電話インタビューで明かした情報によると、アンパラ県で3日間にわたるLTTE掃討作戦を展開していた特殊精鋭部隊が12日早朝、LTTEの第8番目の拠点を掌握した。一方、前日11日の戦闘でLTTE兵4人が死亡し、他の戦闘地域でLTTEは撤退を初めているという。LTTE側からの声明は出ていない。

 このほか、警察発表によると、北部バブニヤ(Vavuniya)で12日、LTTEが道路脇に仕掛けた地雷が爆発、定期巡回中の警察官少なくとも2人が死亡した。同地区では前日の11日夜にもLTTEとの戦闘があり、警察官1人が死亡しているという。

 写真はコロンボ(Colombo)で12日、通学路の警備にあたる政府軍兵士。(c)AFP/Lakruwan WANNIARACHCHI