【茂木 28日】06年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦(2006 ALL JAPAN FORMULA NIPPON Round3)決勝がツインリンクもてぎ(Twin Ring Motegi)で行われた。ウエットコンディションで始まったレースでは、後方から追い上げたアンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer、DHG TOM’S)が的を射た作戦と着実なドライビングでレース終盤までにトップに立った。その後、ブノワ・トレルイエ(Benoit Treluyer、mobilecast IMPUL)が背後にまで迫るが、ロッテラーが逃げ切り06年シリーズ初優勝を飾った。トレルイエは2位に終わったが、2人のレインマイスターによるバトルは、このレースの白眉のひとつとなった。レース周回数は62周。レース優勝タイムは1時間53分49秒348。3位表彰台には本山哲(arting IMPUL)が登り、4位はビヨン・ビルドハイム(Bjorn Wirdheim、DoCoMo DANDELION)、5位は松田次生(mobilecastIMPUL)、そして入賞の最後6位にはロイック・デュバル(Loic Duval、PIAA NAKAJIMA)が入った。ポールポジションからスタートした小暮卓史(ARTA)は14周目にリタイアした。完走は14台だった。Yasushi Ishihara(photo)/Ryo Harada(text)(c)SANKAIDO