【12月3日 MODE PRESS】日本初のマダム層を対象にしたファッションイベント「The Madam Show 2012 Fall/Winter」が12月1日、東京・渋谷にあるヒカリエホールで開催された。今回のショーをプロデュースしたテリー伊藤(Terry Ito)と同イベントのアンバサダーを務めた女優の萬田久子(Hisako Manda)、エスコート役のジローラモ・パンツェッタ(Panzetta Girolamo)がショー開始とともに、石畳を模したランウェイに登場。シックでハイセンスなマダムファッションで、優雅な一時を演出した。

 今回のイベントでは、大人の女性に幅広く支持されている人気の14ブランドが参加し、ファッションショーはもちろんのこと、協賛企業らによるトークイベントや即売会などが行われた。ショー終了後は、隣の会場へ一斉に駆け込み気に入った服を購入する観客らの姿が多数みられた。

 横浜から駆けつけた60代の主婦2人もお気に入りの服を見つけお買い物をした。「今まで若い人向けのイベントは沢山あったけれど、私たち世代に向けたものがなかったので、とてもうれしい。ファッションショーや女優さんを間近で観ることがないので、とても楽しかった。今後も是非継続してほしい」と語る。偶然会場で見つけて気に入ったので購入したというドゥクラッセのコートを手にした50代の主婦も興奮気味に「とっても楽しかったわ」と語る。

 「いまや“カワイイ”という言葉は、世界的にも認められているけれど、カワイイという言葉では表現しきれないものもある。日本のマダムは、素晴らしい!“シックでセンスが良くて、エレガントな日本のマダムスタイル”を世界に発信していきたい」とプロデューサーのテリー伊藤が語るように、マダムたちのパワーで熱気溢れる会場そのものが、今回のイベントの成功を表しているようだった。(c)MODE PRESS