【5月11日 MODE PRESS】米ニューヨークのメトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art)コスチューム・インスティチュート(Costume Institute)で7日、展覧会「Schiaparelli and Prada: Impossible Conversations」を記念するガラパーティ(=メット・ガラ)が開催された。デザイナーやセレブリティが勢ぞろいするこのファッション界の一大イベントについて、常連であるモデルのココ・ロシャ(Coco Rocha)が語った。

 この日ココは、以前エリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)が着用したという「ジバンシィ(GIVENCHY)」のヴィヴィッドなパンツスーツ姿で登場。毎年恒例のメット・ガラについて「あらゆるイベントの中でも、このレッドカーペットが一番手ごわいと思います。階段の両サイドからカメラを向けられるのですが、片方を向いたら反対側からはブーイング。どうやっても上手くいきません。誰かがセレブに気付くと、皆が一声にその人の名前を叫び出すのです」と語る。

 人気セレブと“かぶらない”ことも大切だ。「数年前、自分の到着予定時間に遅れ、大人気だったビヨンセ(Beyonce)やジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)と同じタイミングになってしまったとき、カメラマンに『退け!』と言われました。なので、今回は早めに来ました」と明かした。

 普段は自分でやるヘアメイクも、メット・ガラの場合はプロに依頼する。「普段パーティに行くときのヘアメイクは自分でやりますが、メット・ガラのためには大金を使います。誰もが揃うイベントなので、ベストを尽くさなくては」

 今回は12人ものアシスタントを雇い、イベントに向け完璧に準備をととのえたが、最後に夫ジェームス(James Conran)のために一仕事しなければならなかった。「約4時間もかけてヘアメイクを終えたあと、ジェームスのドレスシャツがしわくちゃなことに気付いて、急いでアイロンをかけました」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS

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