【5月15日 Relaxnews】第65回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)がいよいよ16日に開幕する。 会期中には、ラグジュアリーブランド主催の上映会やチャリティイベントが開催される予定だ。

■グッチが名作を復元

 「グッチ(GUCCI)」は、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督が創設したフィルム・ファンデーション(The Film Foundation)とのパートナーシップのもと、セルジオ・レオーネ(Sergio Leone)監督の代表作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(Once Upon a Time in America)』を修復。20分の未公開シーンを加えたデジタル復元版のプレミア上映会を18日に開催する。

 デザイナーのフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)は「約30年の時を経たこの名画が、レオーネ監督が当初意図した尺と内容に復元された完全版として初公開と同じカンヌで上映されることを大変嬉しく思います」とコメント。

■アルマーニ×ショーン・ペンがハイチ支援

 「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」は、ハイチ支援にむけたチャリティ・ガラパーティを18日に開催。収益金を、俳優ショーン・ペン(Sean Penn)が設立したハイチ支援団体「J/P HRO (Haitian Relief Organization)」 や映画監督/脚本家ポール・ハギス(Paul Haggis)が率いるハイチの貧困支援団体「Artists for Peace and Justice (APJ)」、モデルのペトラ・ネムコ ヴァ(Petra Nemcova)が代表を務める子ども支援団体「Happy Hearts Fund(HHF)」に寄付する。

 デザイナーのジョルジオ・アルマーニは「ペンのハイチ支援活動に携わることができ、とても光栄です。名高いカンヌ国際映画祭という舞台で、このチャリティ・イベントを開催できるのは、私のキャリアにとっても大きなこと。世界的に影響力のあるペンと一緒に仕事をすることがどういうことか身をもって体験できる機会だと思います」と語った。

■ショパールが若手俳優を表彰!

 カンヌ映画祭スポンサーのショパール(Chopard)は、最も輝いた若手俳優を称える「トロフィー賞授賞パーティ(Trophée Chopard)」を17日に開催。デザイナーやセレブリティが集う毎年恒例のチャリティ・ガラ「シネマ・アゲインス ト・エイズ(Cinema Against AIDS)」は、エデン・ロック(Eden Roc)で24日に開かれる。(c)Relaxnews/AFPBB News

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