【6月14日 AFP】米ニューヨークにあるメトロポリタン美術館（Metropolitan Museum of Art）のコスチューム・インスティチュート（Costume Institute）で8月19日まで、エルザ・スキャパレリ（Elsa Schiaparelli）とミウッチャ・プラダ（Miuccia Prada）をテーマにした展覧会「Schiaparelli and Prada: Impossible Conversations」が開催されている。

　会場には、イタリアを代表するふたりの女性デザイナー、スキャパレリとプラダの作品を展示。見所のひとつは、女優のジュディ・ デイ ヴィス（Judy Davis）演じるスキャパレリとプラダが対談を行うユニークな映像作品。1973年に亡くなったスキャパレリとプラダが実際に出会うことはなかったが、展示を通じて「時空を超えた対話」が実現した。

　コスチューム・インスティチュートのハロルド・コウダ（Harold Koda）主任学芸員は「4年前にスキャパレリの作品を収蔵しましたが、そのときから他のデザイナーとの対談形式で展示したいと思っていました」とコメン ト。

　その「対談」相手にプラダを選んだ理由については「彼女のアートシーンにおける影響力や取り組みはもちろん、イタリア人だということも理由になりました。その共通の事実が、コントラストを引き出し、よりエレガントなものに導いてくれると思ったからです」と語った。(c)AFP

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