【3月30日 MODE PRESS】ファーストリテイリング（Fast Retailing Group）の低価格衣料ブランド「ジーユー（g.u.）」は30日、都内最大の旗艦店を銀座・中央通沿いにオープンした。世界有数のファッション街・銀座でブランドに弾みをつけ、グローバル展開を目指す。

■ジーユーとは・・・

　ユニクロ（UNIQLO）の姉妹ブランド「ジーユー」は、06年に設立。『ファッションを、もっと自由に』をコンセプトに掲げ、“990円ジーンズ”や“990円フリース”をはじめとした、低価格の商品を展開してきた。トレンドを取り入れたデザインも好調で、今年度の売上高は500億円を突破する見込み。来季には、国内200店舗を達成する予定だ。

■ファッション・アドバイザーも
　
　「ジーユー銀座店」の出店場所は、今月16日に同じく中央通り沿いに旗艦店をオープンした「ユニクロ」の銀座店跡地。駅から徒歩1分という絶好のロケーションだ。地上1階から5階の計5フロアで、総売り場面積は450坪。ウィメンズを中心に、キッズ、メンズも取り揃える。店内には、ブラ ンド初の試みとして、ブランド専属ファッション・アドバイザー“おしゃリスタ”を配置。来店者のニーズにあわせ、トレンド情報や着こなしのアドバイスを行う。

　オープン時は、海外のファッションブロガーを意識した“ゆったりシルエット”や、リゾートスタイルを取り入れた着こなしを提案。トップスからアクセサリーまで、全身コーディネートが約5000円で完成する。

■世界展開への足がかりに
　
　柚木治（Osamu Yunoki）代表取締役社長は「銀座はさまざまな人が集まる世界有数のショッピング街。最高の場所だけに競争も厳しいが、グローバルプレイヤーと競い合うなかで、より磨きをかけたい。ユニクロが銀座で全国的な知名度を得たように、全国レベルでブランドを確立したい」とコメント。
　
　現在は国内のみの店舗展開だが、銀座店を皮切りに世界を目指す。「海外からの旅行客にも知ってもらうことで、今後のグローバル展開への足がかりにしたい。銀座で結果を残し、“世界への挑戦権”を掴み取りたい」と意気込みを語った。海外1号店のオープンは14年度を予定している。

【店舗情報】
ジーユー銀座店
営業時間：11時～21時
住所：東京都中央区銀座5-7-7
(c)MODE PRESS

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