【3月21日 AFP】フランス・パリの老舗キャバレー「クレイジー・ホース(Crazy Horse)」で3月5日から5月31日まで、シューズデザイナーのクリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)がプロデュースするショー「Feu」が開催されている。

 ルブタンは、1951年に創業した「クレイジー・ホース」初のゲストクリエイターとして、全4ステージの振り付けをサポート。音楽は、デヴィッ ト・リンチ(David Lynch)監督が担当した。


 ショーの内容について「下半身に焦点を置いた作品になりました。すべての感情は、脚や太もも、お尻で表現することができるのです」とルブタ ン。観客に上半身をみせず、ヒールを履いた脚の動きだけで構成されたステージもある。黒い骸骨が登場するステージは、17世紀の画家フランシス コ・デ・スルバラン(Francisco de Zurbaran)にオマージュを捧げたものだ。

 キャバレーダンサーに影響を受け、レッドソールのハイヒールをデザインするようになったルブタンは、今回の試みについて「ただ単に、自分のルー ツに戻ってきただけのことです」とコメント。クレイジー・ホースのアンドレー・ワイセンベルク(Andree Deissenberg)マネージャは「ルブタンもクレイジー・ホースも、どちらも女性にサービスを提供する者同士です」と語った。(c)AFP