【2月13日 MODE PRESS】ユニクロはプロテニスプレーヤー錦織圭(Kei Nishikori)が全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2012)などで着用しているテニスウェアと同型モデルを、4月2日から発売する。今回販売するアイテムは、ゲームシャツやショートパンツ、小物など計12種類 (790円~6990円)。今春ギンザコマツ東館内にオープンするグローバル旗艦店「ユニクロ 銀座店」とオンラインストア限定の取り扱いとなる。

 ユニクロは、2011年1月に錦織選手と5年間のスポンサー契約を締結し、共同でウェアの開発を行ってきた。錦織選手は今年1月の全豪オープンをはじめとした世界的な大会で、ウェアを着用。「ユニクロ」のロゴを胸に試合に挑む姿が、メディアを通し世界中に報じられた。

■東レと共同開発したハイテク素材

 炎天下でも快適に試合を運べるよう、ウェアには、東レ(Toray)と共同開発した世界トップレベルの吸汗速乾素材「DRY-EX」を採用。何 度も着用テストを行い、グラム単位でウェアの重さを決めた。パンツは、ポケット部分に手の汗を吸うパイル素材を使用。リストバンドやパンツも最適なフィット感を求め、何度も微調整を重ねた。

 デザイン面でも、選手の体を細かく採寸し、筋肉の動きを妨げないパターンを研究。プレイ中の印象をより強める“アーチェリーをイメージしたサイ ドライン”など、コート上の錦織選手をあらゆる面からサポートするウェアが完成した。滝沢直己(NAOKI TAKIZAWA)デザインディレクターは「ランキング上昇とともに、ウェアも進化を遂げた。試合の動画をみながら、動きにあわせたデザインを研究した」と語る。

■ユニクロの燃えるような赤

 ウェアを着用して会見に姿をみせた錦織選手は「ユニクロのブランドカラーである、燃えるような赤が気に入っている。軽さや速乾性、デザインなど最高のウェアだと思う。多くの人から『いつ販売するの?』と聞かれていたので、今回の発売を嬉しく思う」とにっこり。

 ユニクロの柳井正(Tadashi Yanai)代表取締役会長兼社長は「機能性とファッション性を持ち合わせた世界1のテニスウェアを作ることが今の目標。販売目標数というよりも、このウェアがどういうものか世界に問いたい」と語った。(c)MODE PRESS

【関連情報】
ユニクロ、プロテニスプレーヤーの錦織圭とスポンサー契約 共に世界1位を目指す