【1月12日 MODE PRESS】東急不動産(TOKYU Land Corporation)は12日、新商業施設「東急プラザ 表参道原宿」を4月18日に開業すると発表した。「ファッションテーマパーク」をキーワードに、日本初上陸ブランドや新業態ショップなどを揃え、ネットとは一線を画すリアル店舗ならではのショッピングの楽しさを提案する。

■神宮前交差点前から世界に発信

 「東急プラザ 表参道原宿」は、GAP原宿などが出店していた商業施設ティーズ原宿跡地(神宮前交差点前)にオープンする。地下2階から地上7階の全9フロア構成で、延床面積は1万1852平方メートル。“高感度で自己編集が好き”な男女をターゲットに、ファッションや雑貨、カフェなど全27店舗を展開する。

 地下1階から地上2階までの3フロアには、日本初上陸の「アメリカン イーグル アウトフィッターズ(American Eagle Outfitters)」、世界最大級の「トミー ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」、バロックジャパンド(BAROQUE JAPAN LIMITED)の新業態「The SHEL'TTER TOKYO」の3つの旗艦店をオープン。3階~5階のショップスペースには、旬のモノ・コトを発信するポップアップスペース「OMOHARA STATION」や、東京初となる「ミネトンカ(Minnetonka)」、ウェブショップ「ユーモア」初のリアル店舗「HUMOR SHOP by A-net」、東急ハンズが手がけるライフスタイル雑貨店「ハンズ ビー」などが入る。

■カフェスペースも充実

 カフェは、おもわず都心にいることを忘れてしまうような、ゆったりとした空間づくりを意識した。6階の「スターバックス(Starbucks)」では、コーヒーに加え 店内で焼き上げたペストリーを提供。最上階となる7階には“世界一の朝食”として知られる「ビルズ(bills)」がオープンする。

■地域と環境との共生

 施設デザインは、中村拓志(Hiroshi Nakamura)率いるNAP建築設計事務所(NAP Architects)が担当。「地域と環境との共生」を目指し、随所に緑を取り入れた。四季を感じさせる樹木を配した屋上スペース「おもはらの森」や、表参 道のケヤキ並木に面したテラス、太陽光が差し込む中央の吹き抜けなど、各所で自然の息吹を感じられるようになっている。屋上緑化や風力発電、省エネ設備の導入により、約220トン以上のCO2削減を目指すという。

 会見に出席した金指潔(Kiyoshi Kanazashi)社長は、「ファッションとカルチャーを発信する表参道・原宿は、日本を代表する街。その街を象徴する神宮前交差点に『東急プラザ 表参道原宿』をオープンすることに、喜びと責任を感じている。街全体の成長に貢献するとともに、世界に向けた情報の発信地にしたい」と意気込みを語った。

【店舗情報】
東急プラザ 表参道原宿
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3
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