【12月16日 MODE PRESS】ロンドンのテキスタイルプリント工場「ロンドン・プリントワークス(London Printworks)」を閉鎖の危機から救うため、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)をはじめとした英国のファッションデザイナーたちが立ち上がった。

 ファッションテキスタイルなどを手がける「ロンドン・プリントワークス」は、長年地元のデザイナーたちに愛されてきた。しかし、現在は資金難のため閉鎖の危機に陥っている。来年も営業を続けるためには、あと20万ポンド(約2400万円)が必要だという。

 この状況から工場を救うため、ヴィクトリアやホリー・フルトン(Holly Fulton)、ジョナサン・サンダース(Jonathan Saunders)、ザンドラ・ローズ(Zandra Rhodes)ら英国を代表するデザイナーが“アート紙幣”をデザイン。「Counter Feat」サイト上で販売し、売上を工場の運営に充てる。

 猫のイラストをプリントしたヴィクトリアの“アート紙幣”は、50ポンド(約6000円)で販売中だ。今回の支援の取り組みについてヴィクトリアは「ロンドン・プリントワークスは、英国内でも数少ないオーダーメイド素材を作ることができる工場です。素晴らしい仕事振りは支援されるべきだと思いました」とコメント。ツイッター上でも支援を呼びかけている。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS

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「Counter Feat」公式サイト<外部サイト/英語>