【10月28日 MODE PRESS】東京・有楽町の商業ビル「有楽町マリオン(Yurakucho MARION)」に28日、新ファッションビル「ルミネ有楽町店」がオープンする。同じくマリオン内に今月15日に改装オープンし、好調な滑り出しをみせ ている「阪急MEN'S TOKYO」との相乗効果で、有楽町の街全体にトレンドに敏感な大人の男女を呼び込む狙いだ。

■キーワードは大人

 「ルミネ有楽町店」は、地下1階〜地上8階の「ルミネ1」と、地下2階〜地上4階の「ルミネ2」 の2館構成。ターゲットは、20代後半~30代の男女。銀座・有楽町エリアの客層をふまえ、他のルミネよりも“大人らしさ”を意識したファッションや雑 貨、食品など計107店ショップを揃える。デザイン面でも、大人の街に相応しい“落ち着き、洗練”がキーワードになっている。メインフロアではテラコッタタイルやグリーンを使用し、中層の雑貨フロアでは上質なカーペットタイルを敷きつめた。

 エリア初出店となる「シェルター(SHEL'TTER)」「エモダ」「オゾック」などのヤングレディースブランドは、働く大人の女性を意識した商品構成になっている一方で、「ロンハーマン(RonHerman)」や「フリークス ストア(FREAK'S STORE)」など、週末に街を訪れる夫婦やカップル層に向けたメンズ・ウィメンズ複合店にも力を入れる。

■食品エリアの充実

 ルミネ1の地下1階、ルミネ2の1階と地下1階の計3フロアを占める食品エリア「フード・ウォーク」にも注目したい。9月の会見で花崎淑夫 (Yoshio Hanazaki)会長が「楽しい日常や豊かな時間を提案する上で、食は欠かせない要素。ファッション感度が高い人は、食に対する感度も高い」と語ったように、上質を知る大人に向けた食を厳選している。

 ルミネ1の地下1階には、デリやカフェをはじめ、ハチミツやハーブ、オリーブ専門店などが入る。購入したフードは、広々としたレストスペースで 楽しむこともできる。ルミネ2の1階は、見た目も可愛らしい話題のスイーツショップを揃え、近隣で働く女性の“自分買い”やお土産などの需要を狙う。地下1階は、ワンフロアすべて高級スーパー「成城石井」が出店し、質にこだわった食材や惣菜、自社輸入の種類豊富なワインを展開する。

 ルミネ1と2をつなぐ連絡通路の入り口には、カフェを配置した。テイクアウト商品を通路内に設置された席で食べられるよう工夫し、来店者がより気軽 に両館の間を行き来できるようにした。

 これまで、都内では新宿、池袋、立川といった各出店先で、街とともに確かな発展を遂げてきた「ルミネ」。今回オープンする“大人”をキーワードに、充実したファッションと食を提案する新形態の「ルミネ有楽町店」も地域の新たなランドマークとして、銀座・有楽町エリア全体の更なる活性化に大きく貢献しそうだ。(c)MODE PRESS

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