【9月28日 AFP】エルメス(Hermes)は15日、アジア市場向けブランド「シャン・シャ(Shang Xia)」の新店舗をパリと北京にオープンすることを明らかにした。

 中国を主なターゲットにしたライフスタイルブランド「シャン・シャ」は、2010年9月に上海に第1号店をオープン。上海を拠点に活動するデザイナーの蒋琼耳(ジャン・チョンアル、Jiang Qiong Er)がクリエイティブ・ディレクターを務め、ジュエリーや洋服、ホームウェア、家具などを展開している。

 エルメスのパトリック・トマ(Patrick Thomas)CEOは、「シャン・シャ」ブランド自体はまだ利益を上げていないが、結果は「予想を大きく上回っている」と明かす。また、今後の計画につ いて「おそらく来年9月に、第2、第3の店舗をパリと北京にオープンする予定だ」とコメント。

 さらに「中国市場は驚異的なスピードで進化を遂げており、高いクオリティに対する要求が増えている。また、中国は、新しいプロジェクトや創造性に対しとてもオープンな市場でもある」とトマCEO。今年はアジア市場全体で売上高40%増を見込んでいる。

 CLSAアジア・パシフィック・マーケッツ(CLSA Asia-Pacific Markets)は、今年1月に、2020年までに中国が世界最大の高級品市場になり全体売上の44%を占めると予測している。(c)AFP

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