【7月14日 MODE PRESS】帽子デザイナーのフィリップ・トレーシー(Philip Treacy)が、今年3月に死去した大女優エリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)との思い出を振り返った。

 トレーシーは、ハリウッドを代表する大女優、テイラーのために帽子を制作できたことを今でも嬉しく思っているという。「数年前に、テイラーの“ハットピン”を作ってくれないかという電話があった。僕は彼女に『ハットピンの付いた帽子が好みですか?』と尋ねると答えはイエスだったんだ」と最初は“ハットピン”の依頼を受けたことを明かした。「その後、彼女に会いに英国のドーチェスター(Dorchester)まで出向いたんだ。気難しい人かと心配していたけれど、彼女はとても優しい人だった」とトレーシー。

 「彼女は年を召していたので、部屋で“ハット・ショー”をすれば良いのではと思ったんだ。僕は彼女のために25個の帽子を制作したよ。彼女はずっと『どの帽子がいいかしら?』と尋ねていたので、僕は最後に『全てお持ち下さい』と25個をプレゼントしたんだ。『何かお返しをしなくちゃ』と言ってくれたけれど、僕は一緒に時間を過ごせただけで十分だったよ」と語った。 (c)Bang Showbiz/MODE PRESS

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