【3月11日 MODE PRESS】ファッション業界との関わりも深く、ファッションショーではフロントロウの常連としても知られるラッパーのカニエ・ウェスト(Kanye West)。しかし、11/12年秋冬パリ・コレクションでは招待されていないショーの会場に現れ、ブランド側に入場を拒否されることがしばしばあったという。

 3日にルグラン・ホテル(Le Grand Hotel)で開催された「バルマン(Balmain)」のショーでは、入場を断られ、人目につかない別室に案内された。ショーを運営した「KSD」は、米紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)に「カニエ氏は出席したいと言いましたが、それには応じられないとお伝えしました。それでも彼はドアに近づこうとしたので、再度丁寧にお断りしました」と明かす。

 また、8日の「アレキサンダー・マックィーン(Alexander McQueen)」のショーでも同様のことが起こった。同じく運営を担当した「KSD」は「カニエ氏は、出席リクエストを提出していませんでした。招待されていないのに来場したのです」とコメント。最終的には入場できたものの、「会場の都合上から、正面入り口でなく脇のドアからの入場」となったという。

 「カニエ氏は長年にわたり、KSDが運営するいろいろなイベントに喜んで迎えられていました。しかし、今シーズンは小規模なショーを行うブランドもあり、プレスやバイヤーを優先しセレブを呼ばない傾向にありました」と関係者は語る。

 カニエは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」のショーには出席している。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS

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