サンローランの香水コマーシャル、英国で放映禁止に
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【2月4日 AFP】イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の香水「ベル ドピウム(Belle D'Opium)」のテレビコマーシャル(CM)が2日、「ダンスしている女性出演者が薬物を使用しているようにみえる」というクレームを受け、英国で規制された。
問題とされたCMは、女性がドラムの響きに合わせて魅惑的に踊り、床で身もだえする内容。
英国広告基準局(Advertising Standards Authority、ASA)は、女性が自分の腕に指を走らせるシーンが薬物の注入をまねているように見える恐れがあり、CM終盤の一連の動作が薬物を使用した際の身体反応に似ている、として「無責任であり、放映は許されない」と判断した。その上で、「ベル ドピウム」の香水自体には「何の問題もない」と付け加えた。
イヴ・サンローラン側は、自社で行った消費者調査では大半が「CMを不快と思わない」と回答したと発表。これまでに4400万人もの人がテレビでCMを目にしているが、一度もクレームを受けたことはないと主張していた。
しかしASAは、イヴ・サンローラン側の主張は香水の公式ホームページに掲載された約1分間のフルバージョンのCMに基づいたもので、20秒のテレビ用CMでは最も動きの激しいシーンを中心に編集されている点を問題視した。(c)AFP
【参考】問題とされたCM(YouTube画像、フルバージョン)
問題とされたCMは、女性がドラムの響きに合わせて魅惑的に踊り、床で身もだえする内容。
英国広告基準局(Advertising Standards Authority、ASA)は、女性が自分の腕に指を走らせるシーンが薬物の注入をまねているように見える恐れがあり、CM終盤の一連の動作が薬物を使用した際の身体反応に似ている、として「無責任であり、放映は許されない」と判断した。その上で、「ベル ドピウム」の香水自体には「何の問題もない」と付け加えた。
イヴ・サンローラン側は、自社で行った消費者調査では大半が「CMを不快と思わない」と回答したと発表。これまでに4400万人もの人がテレビでCMを目にしているが、一度もクレームを受けたことはないと主張していた。
しかしASAは、イヴ・サンローラン側の主張は香水の公式ホームページに掲載された約1分間のフルバージョンのCMに基づいたもので、20秒のテレビ用CMでは最も動きの激しいシーンを中心に編集されている点を問題視した。(c)AFP
【参考】問題とされたCM(YouTube画像、フルバージョン)