【10月29日 MODE PRESS】英国王室御用達のラバーブーツブランド「ハンター(HUNTER)」は、今後日本市場においてこれまで以上に明確なブランドイメージの訴求とポジショニングの確立を目指し、本格的なビジネス展開を開始する。長靴の魅力について、さらには今後の展開についてハンター(Hunter Boot)社ピーター・テイラー(Peter Taylor)社長に詳しく話を聞いた。

■インタビュー:ピーター・テイラー氏

~英国王室御用達ブランド

ハンターブーツはエリザベス2世(Queen Elizabeth II)をはじめ、エディンバラ公に長年愛され続け英国王室御用達として指定されています。歴史は長く約150年、ラバーブーツを専業としています。現代では珍しい手張りの技術で1つ1つ丁寧に作ってきました。現在、我が社の製品はアメリカとイギリスがほぼ同等の割合で売り上げをシェアしています。加えて、最近ではイタリアやスペイン、韓国や台湾などにも進出し、ビジネスにおいても成功を収めています。

~150年の歴史とアーカイブ

長靴のワードローブ、おしゃれを日本の皆さんに提案したいんです。すでにいろんなシーンに合わせて長靴を履く機会は以前と比べて増えていますが、ハンターには他にはないカラフルでスタイリッシュなデザインが沢山揃っています。といいますのも、我々は150年という歴史のなかで数多くのデザインを手がけてきました。そのアーカイブの中から、時代にあったものを常にアンテナを張り巡らせながら市場に差し込んでいます。例えば、60年前のデザインをリバイバルで製品化したところ、世界中の利用者から大きな反響が返ってきました。

~“プレミアムインターナショナルブランド”を目指して

今後は、ファッションを意識したさまざまな取り組みにも挑戦していく予定です。記憶に新しいものでは、ジミー チュウ(JIMMY CHOO)とのコラボレーションがありますが、同様にお互いのブランドにとってプラスになるのであれば、日本のブランドとも是非一緒にやってみたいですね。

~愛される理由

本当に多くの人々から指示していただいていますが、まずなによりも履いたときの快適さが魅力だと思います。もちろん、見た目の美しさも大事ですよ。ハンターブーツは、とても英国的なスタイルです。

~長靴って楽しい

これまで、我々はブランド広告を全面的に打ち出したプロモーションを展開したことがありません。ほとんどが口コミで広がったんです。たぶんそれは、長靴というアイテムにみんななにかしらの愛着があるんだと思います。20代だろうが50代だろうがみんな子供の頃を思い出すんですよ。幼い頃に雨の中をバシャバシャと歩いた記憶って、誰しも持っているでしょ?そう、長靴ってとても楽しいんです。その楽しさを、一人でも多くの日本の方々にも伝えたい。

~日本本格上陸に向け

来年以降には、日本で本格的なビジネスをスタートできると思います。そうすれば、これまで以上にハンターブーツがみなさんにとって身近な存在になることでしょう。ファッションのことを理解していて、自信があって、精神的に自立している女性という点においては、日本人女性はまさにハンターがターゲットとする層にぴったりなんです。日本本格上陸の日が、今からとても楽しみです。(c)MODE PRESS/岩田奈那

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ハンターブーツ公式サイト