【4月6日 AFP】米ニューヨーク(New York)のチョコレート専門店「マリベル(MarieBelle)」が今月末、世界初をうたう「チョコレートの着物」を発表する。

 と言っても、チョコレート好きの甘党向けの着物というわけではない。染料の約3分の1にチョコレートを使用した着物なのだ。マリベルが日本1号店を京都(Kyoto)にオープンするのを記念して展示用に作られた。生成り地の着物で、茶色と青の桜柄を染める材料にクリーミーなホワイトチョコレートなどが使われている。

 この着物を製作した着物デザイナー、富田伸明さんの妻は5日、染色作業中はチョコレートの甘い香りが漂っていたとAFPに話した。完成した着物はチョコレートの香りはしないという。

 富田氏は、過去にも抹茶やリンゴなど食品を染料に用いて着物を作っている。(c)AFP