【4月5日 MODE PRESS】ジュエリーブランド「TASAKI(タサキ)」が5日、都内で会見を開き、昨年から展開している東日本大震災の復興チャリティプロジェクト「MAGOKORO JAPAN(マゴコロジャパン)」継続について詳細を発表した。今年は「TASAKI SAKURAチャリティ ~永遠不変の美しさを届ける~」と題し、不変の美の象徴である“桜”を通じた復興支援を行っていく。会見には、プロジェクトに賛同する日本・中国・韓国のセレブリティサポーターが出席し、活動に向けて意欲を語った。

■チャリティ商品で寄付を

 神戸に本社を構え、阪神淡路大震災を経験した「TASAKI」は、震災のわずか1か月後に「MAGOKORO JAPAN」を発起。チャリティペンダントの売上と義援金募金を併せ、昨年888万2131円を日本赤十字社に寄付した。プロジェクトの継続についてTASAKIの田島寿一(Toshikazu Tajima)代表執行役社長は「昨年のスタート時に約束した継続的な支援を実行いたします。まだ日常の生活に戻れない方、自信を取り戻せない方の役に立てれば」とコメント。

 今年は、複数のハート(まごころ)がひとつになることをイメージし、小さなパールが一連となったデザインの「ベビーパールブレスレット」(1万円)を4月6日からオンラインショップで販売。その売上げ金の全てを、陸前高田市の津波到達ラインに桜を植樹する団体「桜ライン311」に寄付する。

■日・中・韓のセレブもサポート

 会見には、「TASAKI SAKURAプロジェクト」に賛同する日本、中国、韓国のセレブリティも出席。日本を代表するのは女優の相武紗季(Saki Aibu)。中国からは、歌手のアラン(alan)。韓国を代表するのは、女優のソン・ユナ(Song Yuna)。桜をイメージして昨年誕生した“SAKURAゴールド”のジュエリーを身に着けて、プロジェクトや桜への想いを語った。

 「桜は日本人にとって特別な存在。見るだけで、心が癒され、前向きな気持ちになります。 このプロジェクトで被災地に桜を届けたい」と相武。日本に住んでいたこともあるというアランは「日本は私にとって特別な国。毎年桜には、愛と希望を感じます」とコメント。ソンは、「桜は、小さな花びらが集まって、大きな美しさを放つ象徴的な花。小さなまごころを集めて桜を贈ることができるこのプロジェクトに参加でき、光栄に思います」と語った。

■銀座本店ではSAKURAギャラリーも開催

 プロジェクトの一環として4月6日から5月6日まで、TASAKI銀座本店では「希望の種から育つ桜」と題したSAKURAギャラリーも開催する。地下1階では、「桜ライン311」の活動を紹介するパネルや、セレブリティサポーターの直筆メッセージ、SAKURAゴールドのジュエリーを展示。5階では、華道家の片桐功敦(Atsunobu Katagiri)が異なる桜を使って生命観や躍動感を表現した3部構成のいけばなを展示する。

【イベント詳細】
SAKURAギャラリー ~希望の種から育つ桜~
開催場所:TASAKI銀座本店 (東京都中央区銀座5-7-5)
開催期間:2012年4月6日~5月6日 11:00~19:30(最終入場 19:00)
※4月11日~13日、23日~25日は5階のみ休廊
(c)MODE PRESS

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