G・ルーカス監督が自身の博物館設立を発表 米ロサンゼルス
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【1月11日 AFP】人気SF映画シリーズ「スター・ウォーズ(Star Wars)」の制作で知られるジョージ・ルーカス(George Lucas)監督(72)が10日、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)に自身の博物館を建設費10億ドル(約1160億円)で設立することを発表した。他の候補地は同州サンフランシスコ(San Francisco)だった。
「ナラティブアート博物館(Museum of Narrative Art)」は、ロサンゼルスの繁華街近くにあるエクスポジション・パーク(Exposition Park)内に開設され、「スター・ウォーズ」シリーズに関係した品々や、ルーカス監督所有の美術品や映画の記念品の膨大なコレクションが収蔵される。
ルーカス監督によれば、建設費用のほぼ全額を自身で出資するという。広さ3ヘクタールの敷地に建てられる同博物館のデザインは巨大な宇宙船を思わせるものになる予定だ。
ルーカス監督は以前から、米画家のノーマン・ロックウェル(Norman Rockwell)やウィンスロー・ホーマー(Winslow Homer)、仏印象派画家のエドガー・ドガ(Edgar Degas)やピエール・オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)などの美術品、「スター・ウォーズ」シリーズを含め自身が制作に関わった映画にまつわる品々を収蔵する場所を探していた。
地元ロサンゼルス当局者は今回の発表を歓迎。同博物館の設立は多数の雇用創出につながり、「スター・ウォーズ」の悪役ダース・ベイダー(Darth Vader)のオリジナルマスクやロックウェルの作品などを目当てに多くの観光客も見込めると期待を寄せている。
ただし、今のところ博物館の理事会および市当局は正式な開館日については明らかにしていない。(c)AFP