ランウェイでモデルが抗議行動、リック・オウエンス「計画的ではない」
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【6月26日 AFP】仏パリ(Paris)で25日に開催された「リック・オウエンス(Rick Owens)」の16年春夏メンズコレクションのランウェイで、モデルの1人が「Please Kill Angela Merkel - Not(アンゲラ・メルケルを殺してください―やめて)」と書かれた白い布を掲げた。
ファッション情報紙WWDによると、布を掲げたのはジェラ(Jera)という名で知られるモデルで、黒いマーカーでメッセージが書かれた白い布をランウェイでちらっとかざしたという。
デザイナーのリック・オウエンスは、ショーの後AFPに「あれは私のアイディアではない。彼がやったことで、バックステージに戻ってきてから私は彼を殴りました」と語った。
オウエンスはまた、「彼はこの12年にわたり、私のミューズだった。ショーで何かをやらなければならないと感じるほど安心していたのでしょう。私は激怒している」と話した。
ブランド側は、「(メッセージは)個人的な声明」であるとし、「16年春夏コレクションのショーで行われた1人のモデルによる抗議行動の責任はオウエンスにはない」との声明を発表した。
オウエンスは「皮肉なことに今回のコレクションは、男性の攻撃性を表現したものだ」と話し、「計画的ではない」と付け加えた。(c)AFP