【6月20日 MODE PRESS】ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)監督の最新作『ブリングリング(THE BLING RING)』でコスチュームデザインを担当したステイシー・バタット(Stacey Battat)が、映画の衣装について語った。

 『ブリングリング』は、ハリウッドのセレブ宅を狙って空き巣に入る若者グループの実際に起きた事件をベースにしたストーリー。女優のエマ・ワトソン(Emma Watson)が、グループのひとりであるニッキー役を演じる。

 ステイシーによると、エマはいつもの“洗練されたスタイル”を捨てニッキーの“物欲にあふれたスタイル”になることに抵抗がなかったようで、撮影には私物も持ち込んだという。「ニッキーの役作りはとても楽しかったです。エマは私物のジューシー・クチュール(Juicy Couture)の普段着を着てとても喜んでいました。映画舞台の当時のLAで流行っていたアグ(UGG)も履きました」とステイシー。

 高い注目を集めていた作品だけあり、「本物らしいセットになるように」とトップブランドも数多くのサンプルを快く提供していくれたという。「作品で若者たちはパリス・ヒルトン(Paris Hilton)やリンジー・ローハン(Lindsay Lohan)、ミーガン・フォックス(Megan Fox)らセレブの自宅に侵入するので、ブランド品が沢山詰まったセレブらしいクローゼットを再現したかったのです」とステイシー。

 「クリスチャン ディオール(Christian Dior)はたくさんのサンプルを貸し出してくれました。ほかにもルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)やドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)などのブランドバッグを山ほど借りました。長期間借りていたので、リアルで、リッチな作品になりました」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS