【8月18日 AFP】世界で最も多くのピアスをつけているドイツ人のロルフ・ブッフホルツ(Rolf Buchholz)さん(53)が、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)の空港で入国を拒否されそのまま国外退去させられた。地元紙が17日、報じた。

 地元紙エマラート・アル・ヨウム(Al Emarat Al-Youm)によると、453のピアスと額に2つの角のようなインプラントをしたブッフホルツさんの入国を拒否した理由について、空港職員らは明らかにしていない。

 ブッフホルツさんは入国を拒否された後、トルコのイスタンブール(Istanbul)に向かう便に乗せられたという。

 同紙はまた、ブッフホルツさんが出演予定だったイベントが行われたホテルの広報担当者の話として、ホテル側は「あらゆる試みを行ったにもかかわらず」、ブッフホルツさんのドバイへの入国許可を得ることができなかったと報じた。

 ドバイは保守的なUEAにあって最も開放的と考えられている。

 空港に荷物を残したまま二度とドバイを訪れないと誓ったブッフホルツさんは、マイクロブログのツイッター(Twitter)に、「私がドバイに入れない理由がやっとわかった」、「入国管理局は、私を黒魔術(師)と思ったようだ」とコメントした。

 IT関連の仕事をしているブッフホルツは、世界で最も多くピアスをしている男性として、ギネス世界記録(Guinness Book of World Records)に認定されている。(c)AFP