アニシモバがWTA 1000初優勝 オスタペンコ下しカタールOP制す
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【2月16日 AFP】テニス、カタール・オープンは15日、女子シングルス決勝が行われ、アマンダ・アニシモバ(米国)がエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-4、6-3で下し、WTA 1000の大会で初優勝を果たした。
同大会史上最も低い世界ランキング41位での優勝で、米国勢としては2002年のモニカ・セレシュ以来となる同大会制覇となった。17日発表の最新ランキングでは自己最高の18位に浮上し、初のトップ10入りを果たす。
相手のオスタペンコは3連覇中だった世界ランク2位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)を準決勝で破って勝ち上がってきたが、互いの長所である強打と精度の部分で上回った。
試合後には「信じられない一週間だった。ここで初めてWTA 1000のトロフィーを掲げられるのは非常に特別」と喜んだ。
17歳だった2019年の全仏オープンで4強入りし、キャリアの序盤で成功を収めたアニシモバだったが、2023年5月には燃え尽きとメンタルヘルスの不安を理由に無期限での休養に入り、復帰したのは昨季のことだった。
アニシモバは「ここまで本当にたくさんの努力と涙、そして良い瞬間があった。テニスではそうしたすべてを経験できる。だから(テニスが)大好きなんだと思う」と話した。
敗れたオスタペンコは、これでWTA 1000の決勝で3戦全敗となったが、今大会ではシフィオンテクとジャスミン・パオリーニ(イタリア)というトップ5の2人を倒すなど収穫も大きかった。
オスタペンコは「もちろん望んでいた結果ではないが、もっと強くなって戻ってきて、いつかこのトロフィーを掲げたい」と語った。(c)AFP