【2月7日 CGTN Japanese】2025年の春節(旧正月、1月29日)に合わせて公開された新作映画は、5日午後1時29分時点で、総興行収入(プレミア上映と前売りを含む)が100億元(約2100億円)を突破し新記録を樹立したこと、観客動員数が延べ1億8700万人で24年の春節期を上回ったことが、データプラットフォームの集計で分かりました。また25年に入ってからの中国映画市場の累計興収は北米市場を上回り世界トップです。興収トップ3は、『哪吒之魔童閙海(Ne Zha 2)』『唐探1900(Detective Chinatown 1900)』『封神:戦火西岐(ほうしん せんかせいぎ)』の順です。

『封神:戦火西岐』と『唐探1900』は海外の多くの国と地域でも同時公開されて注目を集め、評判も上々です。

『封神:戦火西岐』は春節期間中、米国、フランス、英国、ブルガリアなど16の国と地域でも同時公開されました。オーストラリアとニュージーランドでは4日連続でスクリーン当たりの興行収入が第1位になり、1月31日から2月2日にかけては北米地域で非英語映画の興行収入トップの座を占めました。同作品はフランスでも上映され、フランスの映画館チェーン採点システムの中で、同時期に上映された映画で最高得点を獲得しました。

『唐探1900』は春節期間中にスペインの多くの都市で次々に上映されました。また、北米地域では計213の映画館、オーストラリア・ニュージーランドでは計93の映画館で上映され、中国語映画の海外配給の記録を更新しました。

 多くの国と地域の観客は、今年の中国の春節映画は今の中国映画産業の高いレベルを示しているだけでなく、中華の優れた伝統文化の美を見せているとの見方を示しています。

『封神:戦火西岐』を鑑賞した多くの海外の観客は、中国映画にはビジュアル効果、ストーリーの展開、文化面の表現などで独自性があるとの見方を示しました。

 また、「現在の中国映画の英語字幕の制作レベルが高いので、海外の観客でも理解しやすい」と特に評価する人もいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News