中国商務部 タングステン関連の輸出規制について説明
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【2月6日 CGTN Japanese】中国商務部は4日、税関総署と共同で、タングステンなどの関連品目に対する輸出規制の実施に関する公告を発表しました。 中国商務部報道官は同日、「パラタングステン酸アンモニウムなど25種類のレアメタル製品とその技術に対する輸出規制を実施する。この政策は公布日に施行される。関係する国と地域にはすでに通報した」と説明しました。
報道官はまた、「タングステンなどの関連品目に対する輸出規制を実施するのは国際的に通用するやり方だ。中国はタングステンなどの関連品の世界の主要な生産国兼輸出国であり、長期にわたって核拡散防止などの国際的義務を着実に履行し、国家の安全と利益を守る必要と法に基づき特定の関連品についての輸出管制を実施してきた。今回、関連項目を追加したことは、発展と安全を統一的に計画する管理理念を体現し、国家の安全と利益をよりよく守り、核拡散防止などの国際的義務をよりよく履行するものであり、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安全と安定の保障に有益だ。関連する規定に合致する場合には輸出を許可する」と述べました。
世界で採掘されたタングステン鉱の約50%は良質鋼の製鉄に、約35%は硬質鋼の生産に、約10%はタングステン線の製造に使われ、その他の用途では約5%が使われています。タングステンの用途は非常に広く、鉱山、冶金、機械、宇宙、科学技術の各工業分野に及んでいます。中国はタングステン生産大国です。タングステン資源埋蔵量は520万トンで、中国以外のタングステン生産30カ国の総埋蔵量130万トンの3倍以上であり、生産量と輸出量はいずれも世界一です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News