春節がユネスコ無形文化遺産に登録 中国の総登録数は44件に
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【12月8日 CGTN Japanese】パラグアイの首都アスンシオンで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に関する政府間委員会第19回常務委員会会議は北京時間4日、中国が申請していた「春節―中国人の伝統的な新年を祝う社会実践」を無形文化遺産に登録することを正式に決定しました。これで中国は計44件がユネスコ無形文化遺産に登録されたことになり、総数は世界一です。
春節は中華民族の盛大な祝日として、中国で最も深い意味を持ち、内容が最も豊かで参加人数が最も多く、影響が最も広範な伝統的な祝日です。
北京師範大学社会学院の蕭放教授は、春節が無形文化遺産に登録された理由について、「豊かで深い歴史的、文化的要素が含まれているためだ。春節は家に帰る祝日で、祖先と先賢を記念することも歴史的で倫理的な価値が表れている。同時に春節は旧年に別れを告げて新年を迎える重要な日として、中国人が持つ時間の意識と深く関連している。春節には家庭、歴史、社会、自然の倫理が含まれ、総合的な祝日であるため、中国の祝日において特殊な位置を占めている」と説明しました。
目下、多くの国が春節を法定休日にしているため、世界で約5分の1の人々がそれぞれの形で旧暦の新年である春節を祝っています。春節に包含する平和、和睦、調和の文化的精神は、日増しに世界に大きな影響を与えています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News