【12月8日 CGTN Japanese】最近行われた卓球の中国全国大会男子シングルスで、11歳の馬国棟選手が準優勝しました。それと同時に「1級アスリート(中国国家体育総局が定めた基準に基づいて認められたハイレベルな選手)」の称号を獲得し、注目を集めています。

 馬選手は、浙江省杭州の小学校5年生です。先般、中国卓球協会が主催して中国南部の海南省万寧市で行われた全国青少年エリートシリーズの試合に出場し、準優勝するとともに、卓球のU18中国代表チームの合宿訓練資格を獲得しました。

 この大会に参加した選手の多くは中国各省のプロ選手です。馬選手はグループリーグでは振るいませんでしたが、精神的には落ち着いていました。トーナメントでベスト32入りをかけた試合では、馬選手は8対10でリードされていましたが、2点のマッチポイントを逃れ、12対10で逆転勝ちし、メンタルの強さを見せました。この試合をきっかけに、馬選手は次々と難関を突破し、準優勝を遂げました。

 馬選手は4歳半で卓球を始めて、既に6年以上になります。幼稚園から小学校まで、訓練はますます厳しさを増し、成績も徐々に向上しています。馬選手は2年生の時に省クラスの試合で最初の男子シングルスチャンピオンとなり、それ以降、浙江省の小中学生卓球選手権大会の男子シングルスで何度も優勝しました。卓球のプロ選手の中で馬選手が一番好きなのは馬龍で、「卓球に真剣に執着する彼の態度に感じ入っている」という馬選手は馬龍のような選手になることを夢見ています。

 中国には大勢の優秀な若手卓球選手がいますが、11歳の若さでこれほど優れた成績を収めたことで、馬国棟選手は卓球ファンたちから将来を期待されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News