【12月4日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者で、飛行機の墜落で死亡したエフゲニー・プリゴジン氏を称える銅像が3日、中央アフリカの首都バンギで除幕された。

銅像は、防弾チョッキを着たプリゴジン氏が無線機を持ち、隣で同氏の右腕だったドミトリー・ウトキン氏がカラシニコフ銃を持つ姿を描いている。

両氏は昨年8月23日、搭乗機が墜落して死亡した。ロシア国内で武装反乱に失敗してから2か月後のことだった。

プリゴジン氏の死後、ワグネルの準軍事組織が「アフリカ部隊」という名前で再編成された他のアフリカ諸国とは異なり、中央アフリカではワグネルの名のままで活動が続けられている。

ワグネルは2018年にフォスタンアルシャンジュ・トゥアデラ大統領によって中央アフリカに招かれ、ワグネルの子会社が金鉱やダイヤモンド鉱山の運営権を獲得した。

AFP記者が取材した銅像の除幕式には、国防相や参謀総長といった政府と軍の高官が複数出席した。

中央アフリカ国家警察は銅像について、「中央アフリカ共和国とロシア連邦の2国間関係の一部だ」とフェイスブックに投稿した。(c)AFP