【10月23日 AFP】米大統領選投票日まで2週間となった22日、民主党候補のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領は、米国は女性大統領を選出する用意が完全に整っていると語った。一方の共和党候補、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は、ハリス氏と副大統領候補のティム・ウォルズ(Tim Walz)ミネソタ州知事を「愚か者」と呼ぶなど、個人攻撃を続けた。

 ハリス氏は全米ネットワーク局NBCテレビのインタビューで、米国は最初の女性大統領を選ぶ用意ができていると思うか聞かれたのに対し、「完全に」と答えた。また、トランプ陣営が投票集計中に早々と勝利宣言を出すシナリオにも「当然」、準備ができていると述べた。

「人々はドナルド・トランプとそのやり方に疲れている。なぜなら自分のことばかりだからだ」と話した。自身の立候補は「新しいページをめくる」ためだと語るにとどめ、女性大統領が実現する歴史的意義については深入りしなかった。

 トランプ氏は激戦州ノースカロライナ州で支持者を前に演説し、「今回の選挙は無能、失敗、災厄の新たな4年間か、それともわが国史上最も偉大な4年間を開始するかの選択だ」と気炎を上げた。(c)AFP