ラブレイセン、最多15個目のタイトル獲得 自転車世界選手権
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【10月19日 AFP】自転車のUCIトラック世界選手権(UCI Track World Championships 2024)は18日、デンマーク・バレラップ(Ballerup)で男子1キロメートルタイムトライアル決勝が行われ、ハリー・ラブレイセン(Harrie Lavreysen、オランダ)が歴代最多となる通算15個目の世界タイトル獲得を果たした。
五輪で通算5個の金メダルに輝き、2日前のチームスプリントも制しているラブレイセンは、この種目で3連覇を果たしていたジェフリー・ホーフランド(Jeffrey Hoogland、オランダ)を銀メダル、ジョセフ・トルーマン(Joseph Truman、英国)を銅メダルに抑えた。
これで1997年から2008年にかけてアルノー・トゥルナン(Arnaud Tournant、フランス)が獲得した世界タイトルの計14個を上回ったラブレイセンは、「15個目のタイトルなんて、何といえばいいか分からない。このリストには本当に多くの名選手が並んでいて、完全にクレイジーだ」「このレベルで1キロメートルを競うのは初めてで厳しかったけれど、どうにかやり遂げた。特別な気持ちだ」と喜んだ。
27歳のラブレイセンは、20日に自身5度の優勝を誇る個人スプリントに出場することになっており、さらにタイトルを増やす可能性がある。
男子個人パシュートでは、24歳のヨナタン・ミラン(Jonathan Milan、イタリア)が決勝でジョシュ・チャールトン(Josh Charlton、英国)を圧倒し、世界新記録の3分59秒153で優勝した。
4000メートルを競うこのレースでは、チャールトンが予選で3分59秒304を記録し、フィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna、イタリア)が保持していた世界記録を塗り替えていたが、ロードレースにも参戦しているミランが決勝でそのタイムを更新した。(c)AFP