【10月15日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は13日、北朝鮮がロシア軍に兵員を派遣していると非難するとともに、「戦争の拡大」を防ぐために支援強化を訴えた。

 ゼレンスキー氏は13日夜の演説で、「ロシアが北朝鮮などと連携を強めている」とし、「もはや武器の供給にとどまらず、北朝鮮からロシア軍に人が派遣されている」と断言。

「言うまでもなく、こうした状況では、わが国もパートナー国との関係を深めなければならない。前線には、より多くの支援が必要だ」と述べた。

 さらに、「わが国は、ウクライナ軍の長距離攻撃能力の強化と、決定力となる供与について訴えているが、それは単に軍装備品のリストの話をしているのではない」とし、「圧力を強めれば、ロシアはいずれ耐えられなくなる。そうすれば、戦争の拡大を防ぐことにもなる」と続けた。

 ゼレンスキー氏は先週、ドイツ、英国、フランス、イタリアを慌ただしく歴訪し、各国に持続的な軍事支援を要請した。(c)AFP