【10月14日 AFP】イスラエル軍は、国内北部ハイファ(Haifa)近郊の軍事基地が13日にレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)から無人機攻撃を受け、兵士4人が死亡したと発表した。救急当局は、負傷者は60人以上としている。

 ヒズボラは13日夜、攻撃を行ったことを認めた。10日にはイスラエル軍がレバノンの首都ベイルート中心部を空爆。レバノン保健省は少なくとも22人が死亡したと発表しており、今回の攻撃は、イスラエルによる一連の空爆への報復とみられる。

 一方、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)当局は、避難所として使用されていた学校が13日にイスラエル軍の爆撃を受け、15人が死亡したと発表した。中には、一家全員が死亡したケースもあるとしている。

 また、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は、レバノン南部が再びイスラエル軍に標的にされたと発表。国連の拠点にイスラエル軍が戦車2両で侵入してきたと主張した。一方のイスラエル軍は、戦車が攻撃を受け、国連の拠点に後退したと説明している。

 これに先立ち、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は国連(UN)に対し、レバノン南部からUNIFILを撤退させるよう求めていた。(c)AFP