【10月12日 AFP】中米ニカラグアは11日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争をめぐり、イスラエルと断交する方針を発表した。イスラエル政府について、「ファシストで、ジェノサイド(集団殺害)を行っている」とも糾弾している。

 左派のダニエル・オルテガ(Daniel Ortega)大統領は、イスラエルによるイスラム組織ハマス(Hamas)との1年に及ぶ交戦を激しく批判してきた。オルテガ氏の妻でもあるロサリオ・ムリジョ(Rosario Murillo)副大統領は、オルテガ氏がこのたび、パレスチナ自治区への攻撃を理由にイスラエルと断交するよう命じたと明らかにした。

 ただし、断交は象徴的な措置にすぎず、ニカラグアとイスラエルの国交は事実上存在していない。イスラエルは、ニカラグアに大使を派遣していない。(c)AFP