【10月3日 AFP】メキシコで1日、同国初の女性大統領として、元メキシコ市長のクラウディア・シェインバウム(Claudia Sheinbaum)氏(62)が就任した。

 議会で行われた宣誓式には、米国のジル・バイデン(Jill Biden)大統領夫人ら各国の要人も出席した。

 シェインバウム氏は歓声を上げる議員たちに対し、毎日約10人の女性や少女が殺害されているメキシコで「初めて、われわれの素晴らしい国の運命を、女性たちが決めるときがやって来た」と語った。

 さらにシェインバウム氏は、メキシコ市のソカロ(Zocalo、中央広場)で先住民の儀式を受けた後、夜明けから集まっていた群集を前に演説。

「私は一人でここにたどり着いたのではなく、メキシコの全女性と共にやって来た」と述べ、「人種差別にノー、階級差別にノー、そしてマチズモ(男性優位主義)にノー」と宣言した。(c)AFP/Daniel Rook and Jean Arce