【9月30日 AFP】男子ゴルフの米国選抜と欧州を除く世界選抜による対抗戦、プレジデンツ・カップ(2024 The Presidents Cup)は29日、カナダ・モントリオールのロイヤルモントリオールGC(The Royal Montreal GC、パー70)で最終日が行われ、米国選抜が18.5対11.5で10連覇を飾った。

 世界ランキング25位以内の選手を12人そろえた米国選抜は、前日に6対2と大量リードを奪い、この日のシングルス12試合で4.5点を獲得すれば優勝という状況で最終日を迎えた。

 そしてザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)とラッセル・ヘンリー(Russell Henley)、パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)が勝利し、サム・バーンズ(Sam Burns)が引き分けて優勝に王手をかけると、キーガン・ブラッドリー(Keegan Bradley)が1アップでキム・シウ(Kim Si-woo、韓国)に勝利して勝負を決めた。

 通算での対戦成績では、唯一敗れた1998年大会を除く13勝1敗1分とし、圧倒的な強さを続けている。

 米国選抜はラウンドの終盤で競り勝つ試合が多く、一方の世界選抜は今大会、優勝が決まるまでに最終ホールで負けが決まるか同点になる試合が7試合あった。

 その中で松山英樹(Hideki Matsuyama)は世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler)を1アップで破った。どちらも最後まで最大リードが1アップという接戦の中、上がり5ホールで3バーディーを奪って勝利した松山は、「自分のプレーに本当に満足している」とコメントした。(c)AFP