【8月30日 CGTN Japanese】中国では近年、デジタル経済の急速な発展に伴い、デジタルヒューマンキャスター、デジタルヒューマンコメンテーター、デジタルヒューマンスマートカスタマーサービスなど、各種デジタルヒューマンの新しい職業が次々と現れています。人工知能(AI)デジタルヒューマンと密接な関係のあるトレーナーも注目されており、今では中国人力資源・社会保障部が新たに増設を発表したデジタル新職種となっています。現在、ビッグモデル技術の急速な浸透の下で、デジタルヒューマン製品はさらにスマート化の飛躍を迎えています。

 AIは新たな質の生産力を発展させる主要な立脚点とされています。人的資源・社会保障部は2019年から、AIエンジニアリング技術者やAIトレーナーなど、AI分野のデジタル新職業を発表しています。

 これについて、中国人事科学研究院の範巍研究員は「応用型AI技術人材の需要は非常に大きい。なぜならば、応用シーンが非常に多く、約100万人レベルの人材需要に達すると推計されているからだ」と説明しました。

 人力資源・社会保障部は最近、生成型AIシステムアプリケーションスペシャリストという新しい職業を発表しました。これについて、範研究員は「通常、一つの新しい職業は30~50万人の雇用需要を生み出すことができる」と話しました。

 中国は2022年からデジタル職業を特定しています。2022年版の「中華人民共和国職業分類大典」には、AIによる新しい職業を含め、全体の約6%を占める97のデジタル職業が特定されています。推計によりますと、中国のデジタル化人材不足は2500~3000万人前後で、今後も拡大していくとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News