【8月26日 AFP】米大リーグ(MLB)のレジェンドであるベーブ・ルース(Babe Ruth)氏が着用したニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)時代のユニホームが、スポーツの記念品としては最高額となる2410万ドル(約34億7000万円)で落札された。

 ユニホームはオンラインオークションで数週間にわたって出品され、以前から記録を更新することが予想されていたが、同じくヤンキースの名選手ミッキー・マントル(Mickey Mantle)氏の野球カードが2022年8月に落札された際の過去最高額1260万ドル(約18億1400万円)を大きく上回る結果となった。

 ユニホームは、ルース氏が1932年に行われたワールドシリーズの歴史的なシカゴ・カブス(Chicago Cubs)戦で着用していたもの。相手からやじを浴びたルース氏は、スタンド深くを指し、次の投球をその方向のスタンドへたたき込んだとされている。チームはこの試合に勝利し、ルース氏は自身最後となるワールドシリーズ制覇を果たした。

 引退後、ルース氏はこのユニホームをゴルフ仲間に譲渡。その後は3度売りに出され、2005年には94万ドル(約1億3500万円)の値段がついていた。

 スポーツの記念品は近年まで1000万ドルの大台を超えることはなかったが、2022年にマントル氏の野球カード、そして米プロバスケットボール(NBA)のレジェンドであるマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏のユニホームがこの壁を突破した。(c)AFP