【7月27日 AFP】体操界の女王シモーネ・バイルス(Simone Biles、米国)は、パリ五輪で披露する段違い平行棒の新技が、自身の名前が付く六つ目の固有技になることを目指している。

 国際体操連盟(FIG)は26日、バイルスがオリジナル技を技術委員会に提出したと発表。この新しい技は、段違い平行棒の最初のルーティンで披露される予定であることも明らかにした。

 この新技を成功させれば、バイルスにとっては6種類目の技名となり、全4種目で自身の名を冠した技を一つ以上持つ史上初の女子選手となる。バイルスはすでに跳馬で2種類、ゆかの宙返り技で2種類、平均台の着地技で技名を保持している。

 FIGによると今回の新技は、カナダ男子の元名選手ウィルヘルム・ウェイラー(Wilhelm Weiler)が最初に行った技の変種で、片方のバーで一回転した後、倒立のまま体を1回転半させて倒立姿勢で静止するものだという。

 体操の技名は、主要な国際大会において最初に成功させた選手の名前が付けられることになっている。(c)AFP/Rebecca BRYAN