【7月27日 AFP】南米遠征中のラグビーフランス代表選手2人からレイプと暴行を受けたと訴えているアルゼンチン人女性(39)が、事件後初めてインタビューに応じ、「性的関係には『ノー』と言った」と主張した。

 被害女性は、事件が起きたアルゼンチン中部メンドサ(Mendoza)の地元紙ディアリオ・ウノに対し、「証拠は明白であり本物。私は最初からだまされていた。ナイトクラブで、性的関係には『ノー』と言った」と明言。この事件で自身が体調を崩し、「家族が大きな影響を受けている」とも明かした。

 女性はメンドサ市内のホテルで、容疑者2人から繰り返しレイプされたと訴えている。事件については「とても恥ずかしい」と感じたものの、「その多くが沈黙して告発できない性犯罪被害者への忠誠心」として、「本当の正義」を追求したかったと話した。

 ウーゴ・オラドゥ(Hugo Auradou)とオスカル・ジェグ(Oscar Jegou)の両容疑者(ともに21)は、性交は同意の上だったと主張している。2人は、加重強姦(ごうかん)の罪で正式に訴追され、軟禁となった。

 女性の医療検査後に提出された法医学報告書によると、体には15か所の傷が確認されたが、それが殴打や皮膚への圧力によるものかどうかは特定されなかった。(c)AFP