【7月26日 AFP】パリ五輪の主要会場であるスタッド・ド・フランス(Stade de France)からほど近い場所を流れる運河に、6×2メートルの巨大な透明のボトルが浮かべられている。

 フランス人アーティストのアブラハム・ポアンシュバル(Abraham Poincheval)さんは、五輪の開催期間中、このボトルに乗り込み10日間生活する。

「歓喜の瞬間も、落胆の瞬間も、街の喧騒をここで聞くことになる」とポアンシュバルさんは話した。

 ボトルには乾式トイレの他に、照明と換気のために必要となる最低限の電力を供給できる小型風力発電機などが設置されていて、10日間の滞在には十分な量の飲食物が持ち込まれる。

「La Bouteille(ボトルの意)」と名付けられたこのパフォーマンスは、運河沿いの自治体が五輪に合わせて計画したアート企画の一環だ。

 映像は25日撮影。(c)AFP