【7月24日 Xinhua News】シンガポールやオーストラリア、スペインなど35カ国の中国駐在武官が21、22日両日、2024年の国際軍事協力に基づき、遼寧省大連市にある人民解放軍の海軍士官養成機関、海軍大連艦艇学院を訪問した。

 駐在武官訪問団は期間中、第1回「海軍杯」国際セーリング招待大会の開幕式に出席したほか、帆装訓練や離接岸実技などを見学。練習帆船「破浪」にも乗船し、航海を体験した。艦艇学院内では歴史博物館や複数の研究・教育現場を訪れ、在校生らと昼食を共にした。

 訪問団は学生の専門的資質と精神の高さを賞賛。多くの武官が、中国軍、特に海軍の歴史と現状に対する理解を深めることができ、大連に良い印象を残したと表明し、中国軍との交流・協力機会が増えることに期待を示した。

 海軍大連艦艇学院は、新中国(中華人民共和国)成立後の早い時期に設立された正規の軍事学校の一つで「海軍士官の揺り籠」と呼ばれる。設立以来、海軍艦艇の艦長、艇長の8割以上を含む指揮官6万人余りを育成している。(c)Xinhua News/AFPBB News