ベルトレー氏らを表彰、米野球殿堂入り式典
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【7月22日 AFP】米国野球殿堂(Baseball Hall of Fame)入り式典が21日、ニューヨーク・クーパーズタウン(Cooperstown)で行われ、元大リーグ(MLB)のエイドリアン・ベルトレー(Adrian Beltre)氏らが出席した。
ベルトレー氏に加え、トッド・ヘルトン(Todd Helton)氏、ジョー・マウアー(Joe Mauer)氏、監督としてワールドシリーズを制したジム・リーランド(Jim Leyland)氏も表彰を受けた。
ベルトレー氏はロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)で合計21シーズンプレーし、通算打率2割8分6厘、3166安打、477本塁打、1707打点を記録した。3000安打と450本塁打以上を達成した三塁手は、ベルトレー氏のみとなっている。
ベルトレー氏は記者による投票で385票中366票を集め、候補選出1回目で殿堂入りを果たした。ヘルトン氏は307票、マウアー氏は293票を獲得し、殿堂入りの条件となる得票率75%以上を満たした。リーランド氏はベテランズ委員会に選ばれての殿堂入りとなった。
ヘルトン氏はメジャー17シーズンをコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)一筋で過ごした一塁手で、オールスターゲームに5回選出され、2000本安打を達成して最多打点のタイトルも1回獲得。通算打率3割1分6厘、369本塁打、2519安打、1406打点をマークした。
マウアー氏も15年間ミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)一筋でプレーしてオールスターには6回選ばれ、首位打者3回という捕手としては初の快挙を達成した。通算成績は打率3割0分6厘、143本塁打、2123安打、923打点となっている。
79歳のリーランド氏は、ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)、フロリダ・マーリンズ(Florida Marlins、現マイアミ・マーリンズ<Miami Marlins>)、デトロイト・タイガース(Detroit Tigers)などで監督を務め、マーリンズを1997年のワールドシリーズ制覇に導いた他、22年の指導者キャリアでリーグ最優秀監督賞3回、地区優勝6回、リーグ優勝3回のタイトルを獲得し、通算1769勝の成績を残した。2017年には指導者引退から復帰して米国代表を第4回ワールド・ベースボール・クラシック(2017 World Baseball Classic、WBC)優勝に導いた。(c)AFP