【7月21日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー最終戦、全英オープン(The 152nd Open Championship)は20日、英スコットランドのロイヤルトゥルーン(Royal Troon、パー71)で3日目が行われ、大雨と強風のラウンドを終えてビリー・ホーシェル(Billy Horschel、米国)が通算4アンダーで首位に立った。

 ホーシェルは雨と風が強まる前にラウンドして低めのスコアを出し、この日大きく順位を上げた選手の一人となった。スタート時点では通算2アンダーだったが、4番、6番、7番、9番のバーディーで4ストローク伸ばして前半を終えると、後半は11番と18番のボギーでスコアを落としたが、メジャー初制覇に向けてトップを守ってフィニッシュしている。

 ホーシェルと1打差の2位集団には、全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)を制したザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)、ジャスティン・ローズ(Justin Rose)とダニエル・ブラウン(Daniel Brown)のイングランド勢、スリストン・ローレンス(Thriston Lawrence、南アフリカ)、米国のサム・バーンズ(Sam Burns)とラッセル・ヘンリー(Russell Henley)の6人がつけている。

 世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)が2打差の単独8位。前日首位で2019年大会王者のシェーン・ローリー(Shane Lowry、アイルランド)は雨の中で崩れる忘れてしまいたい1日を過ごし、7ホール終了時点の通算8アンダーから最後は通算1アンダーの9位に順位を落としてラウンドを終えた。

 4打差以内には合計12人が入っており、最終ラウンドの激しい争いを期待させる展開になっている。(c)AFP/Kieran CANNING