【7月22日 Xinhua News】中国の自動車大手、中国第一汽車集団とトヨタ自動車の合弁会社、一汽豊田汽車(一汽トヨタ)は19日、新型の多目的スポーツ車(SUV)「ランドクルーザープラド」を四川省成都市の生産拠点でラインオフした。

 トヨタのランクルは1951年の誕生以来、世界約170カ国・地域で1130万台を販売している。一汽トヨタは2003年の設立当初から、ランクルシリーズで最も人気の高いプラドを中国市場に投入。中国での累計販売台数は35万台近くに上る。

 新型プラドを生産した成都工場は、環境に配慮した「国家級グリーン工場」で、トヨタの中国生産拠点で唯一、乗用車とSUV、バスの生産ラインを持つ。累計生産・販売台数は70万台、売上高は2千億元(1元=約22円)超。一汽トヨタにとって中国南西部の重要拠点となっている。

 一汽トヨタはこれまでに1100万台以上を生産、販売した。売上高は1兆6千億元を超え、産業チェーン全体の雇用は80万人余りに上る。(c)Xinhua News/AFPBB News